夫が、町の福祉ナンタラ会議に出席して聞いてきた話によると、
この町は、けっこう上位で高齢者の割合が多い地域となってるようです。

聞くまでもなく、私はこの町で若い人を数人しか見かけたことはありません。
若者っているの?という感覚です。
我が家のすぐ近所に、一応、小・中学校はありますが、高校はないです。

町を歩くと、高齢者ばかりです。
60代は若い方に感じます。おじいちゃん おばあちゃんばかり。

そんな町でも、我が家の近所には、小さいお子さんのいるお家もあって、
夏に窓を開けてると、子供の外で遊ぶ声が聞こえてきて、
そのキャッキャとした甲高い声に私は癒やされています。

子供の声って、ハリがあって可愛いな。

たまに、外で幼い子どもを見かけると、
無意識に、可能な限り にじり寄って行き(変なオバサンと怪しまれない程度の距離)
子供の顔、姿、仕草をジーッと見つめるのが趣味のように楽しくて、癒やされます。(じゅうぶん怪しい)

子供の肌はプルプルで、髪の毛はツヤツヤ、瞳は澄んでいます。
手も足もちっちゃくて、全体的に3~4等身なのが また可愛い。

昔から子供を眺めてるのは好きでしたが、ここまでアヤシクはなかったです。

こんな変なオバサンみたいになったのは、この町で暮らすようになり、
普段 毎日のように高齢者ばかりと接するようになったからです。
高齢者が嫌いとかでは無いのですが、
日々 関わる人が高齢者ばかりですと、幼い子は とても貴重で眩しい存在なんです。
明るさとか、輝きとか、生命力を感じます。

ホント大げさではなく、そういった環境に身を置くと、誰でもそうなるんじゃないのかなって。

高齢者の声や話し方、動作や表情、手、足、腰、肌や頭髪、
そして・・・会話と話題。
病気の話、人が亡くなった話・・・

年を重ねるのは皆同じなので、自分もたどる道です。そう解っていても気が滅入るような感情になることもあります。

人生の終焉に向かって枯れつつあるものと、
これから益々育っていくものの違いなのか。

今年も温かくなったら、可愛い声に癒やされたいな。