面倒がりで手先のあまり器用じゃない私は、食事の献立を考える時、
手間は最小限で美味しい、簡単で美味しい、ということに心を注ぎます。

お料理は、あまり手を加えるよりも、
シンプルな調理法で頂くのが美味しい、という考えもあります。
例えば・・焼くだけ、蒸すだけ、味付けは 塩コショーのみとか。。。

それには、良い素材、良い調味料を使うことが大前提ですが、
そこに良い調理道具も加わると考えます。

良い調理道具とは、最新調理家電でもプロ仕様並のグッズではなく、
素人でも扱いと手入れが簡単で、素材の美味しさを引き出す調理道具です。

そこで新婚時代に購入したのは、鉄製フライパンです。

色々と情報をチェックして、最終的に決めたのが

リバーライト 極 ROOTSシリーズ 鉄フライパン [28cm](v/ 鉄のフライパン 炒め料理 焼き料理 ガス・IH対応 日本製 /4903449118069)
リバーライト 極 ROOTSシリーズの28cmです。

これがあれば・・チキンソテーも皮がパリッと!豚肉のソテーだって、ステーキだって美味しく焼ける
野菜炒めやチャーハン、中華炒めなんてのもお手の物

なーんて妄想しながら届くのを待ち構えていました。

届いてから説明書をよく読み、使用前のお手入れを済ませ、使用後のお手入れを頭にいれて、
夫の車に乗せてもらって市街地までお買い物に出掛けました。

精肉専門店へGoGoですよ、そりゃぁもう。

牛ステーキ肉、黒豚ロース厚切り、ブランド鶏モモ肉を買って帰ってきて、
その日は、使い始めということで、豚肉をソテーしました。

結果からもうしますと、焦げる、ふっつく

最初は、慣れないからこんなものと思い、
チキンソテー、ステーキと連日で焼きましたが、結果は、ほぼ変わらずで、
肝心の味のほうも、テフロン加工のフライパンで焼くのと違いも感じずでした。

最後のステーキは、コンロ2つに、テフロン、鉄製で
ステーキを1枚ずつ焼いて試してみたのです。
両方の仕上がりも味も、私も夫も違いなどわかりませんでした。
洗うのが楽な分、テフロンの方がイイかもという感覚。

鉄製は肉の破片がこびり付いてて、タワシを使わなくてはおちません。

説明書でも、なるべく洗剤は使用せずタワシで洗って下さい、と書いてますが、
お肉の油脂にまみれた鍋を洗剤ナシで洗うなんて、私は嫌です。
タワシも、焦げや肉の欠片やらが挟まるのが、嫌です。取り除くのに更に手間がかかります。

一般家庭のガスコンロは、自動装置が働いて、鍋が熱くなると すぐに火力が小さくなるように出来てるじゃないですか。
熱伝導率が高い鉄製のフライパンは、すぐに熱くなり、すると火力が自動的に小さくなるので、強い火力を味方につけて・・の意味がないのですよ。

もっと詳しく検証したなら、私の使用法がド下手だから、ということなんでしょうが、
どんなに評判が高い調理道具でも自分が使いこなせないと無意味です。

それで、リバーライトの出番がほとんど無くなりました。
重くて場所をとるので置物化しました。

新婚初期の頃ですから、調理道具が全て揃ってたわけじゃなく、
少しずつ徐々に、調べながら揃えていったので、(現在も続行中)
他にも無い物があり、それはスキヤキ鍋でした。

あったほうが良いか、買うべきか迷いましたが、
置物化してるリバーライトを引っ張り出して代用してみたところ、
案外と良かったので、使いこなせてなかった鉄製フライパンは、
スキヤキ鍋となり日の目を見ることになりました。

食卓にフライパンの取っ手の部分は邪魔かもしれませんが、
我が家は夫婦二人が向かい合って食事なので、
左右どちらかに取っ手を向けておくと邪魔にもなりません。

買ったものを無駄にしなくて済みました。メデタシ。