お風呂上がりでサッパリとしてます。
お気に入りの石鹸で丹念に身体を洗い、炭酸シャンプーで頭皮をマッサージするように洗髪しました。

嫌な気分を取り払うがごとく・・・。

シャンプーの泡をすすぎながら・・・思い付いたのが、
舅のことでした。80才を目前にしても今だ 花咲かじいさんです。
小指 ♀ 遊びが好きで、好きで・・・。

私から言わせれば、困ったちゃんだけど、愛されて止まない艶福家という人情のある男性ではなく、
舅の場合は、単なる動物的な欲望が強いジジ・・あることも知りまして変態かもというような理解不能なキモいジジなんですが、
是非ともお元気なうちに、少しは情を交わせるような老いらくの交際でも外でなさって、
人生の最後はそのお相手にお世話になって頂きたいと、切に願います。

内田裕也さんや王貞治さん、ビートだけしさんもそうかな?
この男性の人生の最後までお世話します、という女性に 何くれと面倒を看て貰えるなら男冥利に尽きることでは ないでしょうか。
あの性格じゃ それは無理かな。

しかしながら、姑は今だに舅の小指遊びに頭を痛めてるし、たぶん それでも好きだという気持ちもあるのだろうけれど、
この先の旦那の介護という労働は自分でする気が無いのは、伝わります。
私にしきりに「お父さんは長生きすると思うわよ~」と、
まるで 私に介護の覚悟せよと言わんばかりに言っていたのですから。

夫の浮気に苦しんだ妻というのは、自分では介護したく無いけれど、
例えば・・女性ヘルパーさん、女性看護師さんが夫のケアをするとなると、
何を思うのか、ものすごく嫉妬心を燃やすそうです。

よその家庭での話で、
老いた母親が、老いた父親をケアする専門の女性に対して、
お父さんに色仕掛けしてる、お父さんと出来てるとか言って、子供達や周りを困らさるという話を幾つか聞いた時、
ここの姑も いつか そうなりそうだな・・・と思って聞いてました。

そうなったら厄介だよな、とも。

旅行の大好きな舅は、特定の旅行会社を利用していて、会社でも利用してる旅行会社ですし、
たまに営業の女性が 打ち合わせや挨拶に家に来ています。

某旅行会社の担当女性は、若くて明るい雰囲気の可愛らしい女性です。
その女性が家に来て、舅と向き合って打ち合わせをしてる時、
たまたま私と夫は用事で出掛けようと玄関に居たのですが、
不機嫌な顔して応接間から出てきた姑の表情を見て、ピンときました。
もしや? おかど違いな嫉妬してるかな、旅行会社の女性に・・と。

ここの舅に限らず男という生き物は、いくつになっても 若い女性との会話は楽しいもので、つい 格好もつけてしまうものです。
応接間から舅の ちょっと大げさな張りのある笑い声が聞こえていたので、
姑にすると、何かを感じたのでしょう。
もちろん その女性にとっては、単なる顧客ですよ舅は。

浮気に苦しまされ、何から何まで疑いたくなる女性特有のものが姑には見受けられます。

それでいて、肝心なことはスッポ抜けてるのですがね。
舅が財務をいつまでも握ってる理由には、小指遊びの軍資金の確保の為が大きく占めてるという。
自分達老夫婦の優雅な生活のためだけでは無いのです。
世間を知らずに生きてきた老オンナには、肝心なことが抜けています。

この際、姑の感情など思い計ることなどしなくて良いでしょう。私は。
どうせ いつまでも会社も家庭も実権を握っているのなら、
どうぞ、素敵な恋人でも見つけて、老後の世話をしてもらって下さい。
三方良し・・ということです。

三方とは、誰と誰と誰か?

これって、一番 ベストな老後の案じゃないかなとも率直に思います。

そんなことを、シャンプーの泡とともに 今の自分に まとわり付いてる嫌な気分を洗い流してる時に、思い付いたのでした。

自分が仕向けた悪意は、ブーメランのように返ってくる。

ところで、私のこの思い付きは悪意でしょうか?
思い付いただけで、実行するために行動はしてないのですから、
どうなるのだろう。

仕返しにもならないと思うのですが。
三方良しですし。