これまでの記事とは 打って変わった内容になります。
私が20代の頃の話で、30年経った今でも たまに 思い出すことがあります。

記憶を思い起こしてみますと・・・
職場のロッカー室で お財布から お札だけ 抜き取られた経験があります。

その日は、他の同僚達も 同様の被害にあっていて、同僚・被害者一同で 警察に被害届けを出し、
警察での手続きとして 被害者全員の指紋と お財布に付いてる指紋を採取しました。
他にもロッカー室に 出入りするパートの女性が数人いて、彼女たちは その日は既に帰宅していたので、
連絡を取って 被害の確認と 警察に出向き 指紋の採取をお願いしたのですが、
一人だけ 頑なに警察に出向くのを拒んだ女性がいました。
拒んだ女性の言い分は
「現在 結婚間近で、相手の男性と既に同居してるのですが、
その婚約者は警察官で・・・、私は 警察案件に巻き込まれたくないのです。」
とのことでした。
その言い分を聞いた職場の人間一同、
【犯人は、女性ロッカー室に出入りする職場の誰かであり、
犯人は誰だ?と モヤモヤした状態でいたくない、
職場の誰かを疑いたくない・疑われたくない 】
ということで、皆で警察に行って 調査してもらって スッキリしよう と
一致した行動だったのだけど・・・
口には出さないが
「自分が犯人じゃなければ 警察署に行って指紋採取するよね、、、」 と
その場にいた同僚達は 思っていたはずです。
ただ 無理強いは出来ないと その時は判断したのでした。
ところが、拒んだ彼女は その数日後に パートを辞めてしまいました。
やっぱり 彼女が犯人なのかなぁ と考えながらも
警察からの連絡を待ち、数ヶ月過ごしていました。
日々の仕事に追われ 盗難事件を 忘れかけていた 数カ月後に 警察から会社に連絡が入り、
被害にあった同僚達は それぞれのタイミングで警察に出向き、
そこで 抜き取られた額の お金を警察官から渡されました。
やはり 犯人は 拒んだ彼女で、彼女の親が 被害者に被害金額を 返却する形になっていました。
しかし 何故? 拒んだ彼女が犯人だと 数カ月後に判明したのか??
彼女は 指紋を採取してないし、、、
警察からの要請で 会社の社長が 社員とパートさんの名簿を提出したとは 聞いていたが、、、
警察官からは 彼女が犯人となるに至った経緯の説明が無かったので 疑問でした。
警察署の一室で 被害者が個別に呼ばれ お金を渡されるスタイルだったのですが、
私は 最初に部屋に呼ばれ お金を渡されました。
私が終わり、その後 他の同僚が 面談をしてる間、待合所みたいなところで
壁の張り紙を見て 時間を潰してました。
張り紙には その年にあった事件の詳細が書かれていました。
あ!! これは
と思った事件が1つあり、それは とある会社の社員寮の盗難事件でした。
複数人の財布から お札だけを抜き取るという うちの会社で起きた事件と よく似た盗難事件で、
しかも、とある会社って、、、確か その会社に 拒んだ彼女が 以前 勤めていたと 聞いたことがある。
張り紙の詳細は、解決済みと 赤文字で書かれてましたが
詳細では、過去に勤めていた女性が 社員寮に遊びに行った時に 事件が起きたらしく、
やはり その社員寮で暮らす 社員一同が 私達と同じように 警察署に出向き被害届を出したそう。。。
日付の時系列からすると
とある会社の社員寮の盗難事件が先で、私が勤めてた会社の盗難事件が後でした。
ここからは 私の想像ですが、おそらく とある会社の その事件の時も 犯人の彼女は 警察署に出向くのを拒んだのだろう。。。
しかし 社員寮名簿と その日に寮に出入りした人物の名前は 警察署に出されてるはずで、
その数ヶ月後に 似たような手口の事件(うちの会社)があり、そこから 絡めて、
とある会社の事件と うちの会社の事件には 一人共通する人物がいたことで
犯人が彼女だと 割り出されたのであろう、、、
私や他の同僚達が 後になって 感じたことは、
犯人の彼女は 窃盗のプロだったんじゃないかな・・・でした。
プロと言うか 窃盗に慣れてなければ
いつ 誰が入室してくるか 分からないロッカー室で
鍵がかかってないロッカーを開き、カバンから 財布を取り出し お札だけを抜き取る、
しかも 何件も、、、その数分の行動を 手際よく出来るはずが無いんじゃないかと 思ったのです。

後日 もっと面白い話がありまして・・・
会社には 落とし物ボックスが設置されていて、その中に 誰かの名刺入れが入ってました。
最初は 誰も気にもとめてなかったのですが、
ある日 落とし物ボックスの中身を整理しようとなり、箱から中身を出した時、
そういうえば 誰の名刺入れなんだろう?と 名刺入れの中身を確認したのです。
その名刺入れの中には 持ち主の名刺は入ってなく、ショップカードやメモ用紙が入っていて、
そのショップカードから 名刺入れの持ち主が あの時の窃盗事件の彼女だと判りました。
パートだったので 彼女自身の名刺は無く、カード入れや メモ入れとして名刺入れを使用してたのでしょう。
そして 1枚のメモ用紙は なんとラブホテル(そういう言い方で合ってる?)のメモ用紙でした。
◯◯◯ホテルと印字された紙です。
そのメモ用紙には うちの会社の上司の・・・名前と携帯電話番号が書かれてありました。
ラブホにある置きメモ紙ですから、ラブホに行って そこで書かれたメモでしょう。
そのメモ紙を見た 私と同僚3人は、一瞬 ???という感じでしたが
すぐに なるほどね、、、と事態を把握しました。
実は 窃盗事件があった日、警察署から会社に戻ってきて・・・
その上司から「詳細を聞きたいから 食事に行こう」と 同僚数名が誘われ、
私と 同僚の一人が その上司と食事に行きました。
その日の出来事と 警察署での一連の手続きを 説明し終えた後
「ここだけの話、誰が犯人だと思う?」と上司に聞かれ、
私と同僚は
「判らないけれど、少なくとも 今日一緒に警察署に出向いたメンバーは 犯人じゃないと思うので、パートさんの誰かだと思います」と答えました。
その日 出勤していたパートさんは 4人いましたが、その4人の中の誰かは 判らないと。
すると 上司は
「俺は 〇〇さんだと思ってるんだよ、そう思わない?」と言ってきました。
〇〇さんとは 犯人のことですが、その時点で 何故そんな確信が持てるのか? 疑問でした。
〇〇さんと 決め付けた言い方にも 違和感を感じ、「どうして そう思うのですか?」と聞き返しました。
「そういうタイプだよ、そう見えない?」と 上司はそう答えたのです。
そういうタイプって 窃盗しそうなタイプってことか? と一瞬考えましたが、
手癖が悪いかは 判らないけれど、20代にしては 割と高額なモノを身に着けていたので、
実家が裕福なんだろうな、、、くらいに考えてたけど 違ったのかなぁ? とか考えたりしましたが、
その時点では 何も判らないので 下手に同意はせず「どうでしょうかね。。。」と答えておきました。
結果としては、上司が予想というか確信した通り、窃盗の犯人は 〇〇さんだったのですが、
たぶん 上司は 〇〇さんとラブホテルに行った時に お財布からお金を抜き取られたのでは ないでしょうかね。。。
当時の私を含む 被害にあった同僚達は、人って判らないものですね ということを
学んだ経験でした。







私が20代の頃の話で、30年経った今でも たまに 思い出すことがあります。

記憶を思い起こしてみますと・・・
職場のロッカー室で お財布から お札だけ 抜き取られた経験があります。

その日は、他の同僚達も 同様の被害にあっていて、同僚・被害者一同で 警察に被害届けを出し、
警察での手続きとして 被害者全員の指紋と お財布に付いてる指紋を採取しました。
他にもロッカー室に 出入りするパートの女性が数人いて、彼女たちは その日は既に帰宅していたので、
連絡を取って 被害の確認と 警察に出向き 指紋の採取をお願いしたのですが、
一人だけ 頑なに警察に出向くのを拒んだ女性がいました。
拒んだ女性の言い分は
「現在 結婚間近で、相手の男性と既に同居してるのですが、
その婚約者は警察官で・・・、私は 警察案件に巻き込まれたくないのです。」
とのことでした。
その言い分を聞いた職場の人間一同、
【犯人は、女性ロッカー室に出入りする職場の誰かであり、
犯人は誰だ?と モヤモヤした状態でいたくない、
職場の誰かを疑いたくない・疑われたくない 】
ということで、皆で警察に行って 調査してもらって スッキリしよう と
一致した行動だったのだけど・・・
口には出さないが
「自分が犯人じゃなければ 警察署に行って指紋採取するよね、、、」 と
その場にいた同僚達は 思っていたはずです。
ただ 無理強いは出来ないと その時は判断したのでした。
ところが、拒んだ彼女は その数日後に パートを辞めてしまいました。
やっぱり 彼女が犯人なのかなぁ と考えながらも
警察からの連絡を待ち、数ヶ月過ごしていました。
日々の仕事に追われ 盗難事件を 忘れかけていた 数カ月後に 警察から会社に連絡が入り、
被害にあった同僚達は それぞれのタイミングで警察に出向き、
そこで 抜き取られた額の お金を警察官から渡されました。
やはり 犯人は 拒んだ彼女で、彼女の親が 被害者に被害金額を 返却する形になっていました。
しかし 何故? 拒んだ彼女が犯人だと 数カ月後に判明したのか??
彼女は 指紋を採取してないし、、、
警察からの要請で 会社の社長が 社員とパートさんの名簿を提出したとは 聞いていたが、、、
警察官からは 彼女が犯人となるに至った経緯の説明が無かったので 疑問でした。
警察署の一室で 被害者が個別に呼ばれ お金を渡されるスタイルだったのですが、
私は 最初に部屋に呼ばれ お金を渡されました。
私が終わり、その後 他の同僚が 面談をしてる間、待合所みたいなところで
壁の張り紙を見て 時間を潰してました。
張り紙には その年にあった事件の詳細が書かれていました。
あ!! これは

複数人の財布から お札だけを抜き取るという うちの会社で起きた事件と よく似た盗難事件で、
しかも、とある会社って、、、確か その会社に 拒んだ彼女が 以前 勤めていたと 聞いたことがある。
張り紙の詳細は、解決済みと 赤文字で書かれてましたが
詳細では、過去に勤めていた女性が 社員寮に遊びに行った時に 事件が起きたらしく、
やはり その社員寮で暮らす 社員一同が 私達と同じように 警察署に出向き被害届を出したそう。。。
日付の時系列からすると
とある会社の社員寮の盗難事件が先で、私が勤めてた会社の盗難事件が後でした。
ここからは 私の想像ですが、おそらく とある会社の その事件の時も 犯人の彼女は 警察署に出向くのを拒んだのだろう。。。
しかし 社員寮名簿と その日に寮に出入りした人物の名前は 警察署に出されてるはずで、
その数ヶ月後に 似たような手口の事件(うちの会社)があり、そこから 絡めて、
とある会社の事件と うちの会社の事件には 一人共通する人物がいたことで
犯人が彼女だと 割り出されたのであろう、、、
私や他の同僚達が 後になって 感じたことは、
犯人の彼女は 窃盗のプロだったんじゃないかな・・・でした。
プロと言うか 窃盗に慣れてなければ
いつ 誰が入室してくるか 分からないロッカー室で
鍵がかかってないロッカーを開き、カバンから 財布を取り出し お札だけを抜き取る、
しかも 何件も、、、その数分の行動を 手際よく出来るはずが無いんじゃないかと 思ったのです。

後日 もっと面白い話がありまして・・・
会社には 落とし物ボックスが設置されていて、その中に 誰かの名刺入れが入ってました。
最初は 誰も気にもとめてなかったのですが、
ある日 落とし物ボックスの中身を整理しようとなり、箱から中身を出した時、
そういうえば 誰の名刺入れなんだろう?と 名刺入れの中身を確認したのです。
その名刺入れの中には 持ち主の名刺は入ってなく、ショップカードやメモ用紙が入っていて、
そのショップカードから 名刺入れの持ち主が あの時の窃盗事件の彼女だと判りました。
パートだったので 彼女自身の名刺は無く、カード入れや メモ入れとして名刺入れを使用してたのでしょう。
そして 1枚のメモ用紙は なんとラブホテル(そういう言い方で合ってる?)のメモ用紙でした。
◯◯◯ホテルと印字された紙です。
そのメモ用紙には うちの会社の上司の・・・名前と携帯電話番号が書かれてありました。
ラブホにある置きメモ紙ですから、ラブホに行って そこで書かれたメモでしょう。
そのメモ紙を見た 私と同僚3人は、一瞬 ???という感じでしたが
すぐに なるほどね、、、と事態を把握しました。
実は 窃盗事件があった日、警察署から会社に戻ってきて・・・
その上司から「詳細を聞きたいから 食事に行こう」と 同僚数名が誘われ、
私と 同僚の一人が その上司と食事に行きました。
その日の出来事と 警察署での一連の手続きを 説明し終えた後
「ここだけの話、誰が犯人だと思う?」と上司に聞かれ、
私と同僚は
「判らないけれど、少なくとも 今日一緒に警察署に出向いたメンバーは 犯人じゃないと思うので、パートさんの誰かだと思います」と答えました。
その日 出勤していたパートさんは 4人いましたが、その4人の中の誰かは 判らないと。
すると 上司は
「俺は 〇〇さんだと思ってるんだよ、そう思わない?」と言ってきました。
〇〇さんとは 犯人のことですが、その時点で 何故そんな確信が持てるのか? 疑問でした。
〇〇さんと 決め付けた言い方にも 違和感を感じ、「どうして そう思うのですか?」と聞き返しました。
「そういうタイプだよ、そう見えない?」と 上司はそう答えたのです。
そういうタイプって 窃盗しそうなタイプってことか? と一瞬考えましたが、
手癖が悪いかは 判らないけれど、20代にしては 割と高額なモノを身に着けていたので、
実家が裕福なんだろうな、、、くらいに考えてたけど 違ったのかなぁ? とか考えたりしましたが、
その時点では 何も判らないので 下手に同意はせず「どうでしょうかね。。。」と答えておきました。
結果としては、上司が予想というか確信した通り、窃盗の犯人は 〇〇さんだったのですが、
たぶん 上司は 〇〇さんとラブホテルに行った時に お財布からお金を抜き取られたのでは ないでしょうかね。。。
当時の私を含む 被害にあった同僚達は、人って判らないものですね ということを
学んだ経験でした。





